廃用性委縮とサルコペニア

嚥下障害セミナーも終了し


日常に戻りました。


眠たいです。w



さて


令和になるまでの間


今回のセミナー豆知識を載せたいと思います。


勉強会ではこれにプラスして


伝達したいと思います。


『廃用症候群とサルコペニアの違い』


今回はみなさんご存知の


この違いについてです。


知ってるわ!!!


って方は以下の文章は時間の無駄なので


日常にお戻りください。笑






廃用性委縮とサルコペニアの違い


【筋委縮の原因】

廃用症候群(以下:廃)⇒不動

サルコペニア(以下:サ)⇒加齢・疾患・栄養障害・炎症性サイトカイン・ホルモン系の異常等


【運動単位数の減少】

廃⇒なし

サ⇒減少


【運動ニューロン】

廃⇒数は変わらない・大きさ不変・酵素活性不変

サ⇒細胞数減少・有髄繊維減少・部分的脱髄・軸索横径減少


【神経筋接合部】

廃⇒形態変化なし・シナプス伝導性低下(可逆性)

サ⇒神経伝達物質放出減少(不可逆性)


【筋繊維数】

廃⇒変わらない

サ⇒減少


【筋タイプ】

廃⇒赤筋優位の委縮

サ⇒白筋優位の委縮


引用先:藤島一郎ら 嚥下障害 基礎・入門編 テキスト集 P22

    


要するに廃用性委縮は筋繊維が減少しないから復活できて

サルコペニアは筋繊維が減少するから復活できないそうです。


老化・不動・低栄養になり

廃用性委縮とサルコペニアが同時に起こっている場合

改善は非常に難しいとの事でした。

予防が大切ですね!


室内




0コメント

  • 1000 / 1000