レモン100%
聞いただけで酸っぱい
あの黄色いフォルム
ほとばしる果汁
丸かじり
唾液嚥下がでましたね?
言語聴覚士研究の論文の一つに
酸味冷触刺激が要介護高齢者に与える
唾液嚥下の影響に関しての論文がありました。
内容は
読んだ通りで
レモン汁を凍らせたアイス棒で
刺激すると
10分間の唾液嚥下が増加したという内容です。
『もういいや!!!』って方は
これ以下は読まずに
好きなYouTuberをご覧くださいwww
さて
ここまで来てきていただいた方は
STか嚥下に興味がある方か
好きなYouTuberがいないか
エス茶会をYouTuberと勘違いしている方
だけだと思いますwww
では
健常成人の唾液嚥下の頻度は
→1時間に平均40回
高齢者の唾液嚥下の頻度は
→1時間に平均9回
唾液の分泌量の増加も必要ですが
その唾液を処理する唾液嚥下の能力が必要です。
唾液嚥下を促す方法として冷触刺激法があります。
一方で酸味が脳卒中やその他の神経疾患の誤嚥頻度を
減少させるという報告があります。
そこでレモン100%果汁を凍らせたアイス棒で
刺激するという研究が今回の論文です。
刺激する箇所は
前口蓋弓基部を左右5回ずつ擦って刺激します。
刺激後10分間の唾液嚥下を計測
すると
無味冷触刺激→平均3回
酸味冷触刺激→平均7回
と有意に増加したという結果だったそうです。
咽頭への酸味刺激は
上喉頭神経を興奮させ
嚥下を促進するそうです。
ただ健常者に関しては
嚥下運動の顕著な差は見られませんでした。
嚥下障害者に対しての
冷触刺激は
刺激後2~3回の嚥下は持続するが
持続はしませんでした。
一方酸味冷触刺激は
少なくとも10分は持続するとのことです。
脳血管疾患と認知症ともに
唾液嚥下の回数は増加した。
脳血管疾患の方がより効果が高かったそうです。
食卓レモンを物品請求しましょうwww
長々と申し訳ありませんでした。
以上でございます。
室内
秋枝克昌 矢守麻奈 木村有花 (2019). 味冷触刺激が要介護高齢者の唾液嚥下に与える影響 言語聴覚研究Vol16 No.4 343-350
0コメント